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昭文社、「MappleAPI 多言語マップ」を法人向けにASPとして提供

 株式会社昭文社は8日、5言語に対応する多言語地図配信サービス「MappleAPI 多言語マップ(ベクトル配信型)」を法人向けに発売した。

 MappleAPI 多言語マップ(ベクトル配信型)は、複数言語での表記を併記できる日本地図をインターネット経由で配信するASPサービス。地図の回転や俯瞰表示も可能で、WebGLに対応したウェブブラウザーで、OSを問わず利用できる。対応言語は英語、繁体字中国語、簡体字中国語、韓国語、タイ語の5つで、2015年の国別訪日者数トップ3の中国・韓国・台湾に加え、次いで訪日者の多い香港・米国・タイの6カ国・地域の公用語をカバーしている。

 地図デザインは、色調や文字サイズの異なる数種類を選択できる。ガイドブックや地図の出版、訪日外国人旅行客向けサービスから得たノウハウを活かして見やすさと使いやすいさにこだわってデザインを決定したとのこと。

 昭文社では、2020年の東京オリンピックに向けて盛り上がりを見せるインバウンド市場に対し、ウェブサイト、スマートフォンアプリ、デジタルサイネージなど各種デバイスを通じて、訪日外国人旅行者向けサービスに活用できるとしている。

 基本機能である「徒歩+鉄道/バスルート探索」におけるルート探索エンジンには、株式会社ヴァル研究所が提供する経路検索APIである「駅すぱあとWebサービス」を採用している。駅すぱあとWebサービスは7月21日から、MappleAPI 多言語マップと同じ5言語に対応していた。