ニュース
ネットニュースの閲読率が新聞朝刊に迫る勢い、新聞通信調査会調べ
2016年10月24日 17:26
公益財団法人新聞通信調査会は24日、「第9回 メディアに関する全国世論調査(2016年)」の結果を公開した。全国の18歳以上5000人を対象に訪問留置法で行い、3308人(66.2%)から回答を得たもの。
新聞朝刊の閲読率は2010年度の82.9%から70.4%に低下。一方、スマートフォンやPCを利用したインターネットニュースは、2010年度の57.1%から69.6%に上昇した。
また、毎日閲読する割合も新聞朝刊は2010年度の61.8%から50.2%に低下したが、インターネットニュースは2010年度の25.5%から42.9%に上昇。両者の差は2010年度には36.3ポイントあったが、今回の調査では7.3ポイントに縮まった。
PCや携帯電話、タブレットで読むことができる電子新聞の認知率は77.1%。利用意向に関しては、「利用したいとは思わない」が63.4%、「知らない」が22.2%、「現在利用していないが、利用してみたい」が10.7%、「現在利用している」が3.0%。
各メディアに対しての印象を見ると、「情報が役に立つ」は、新聞が50.0%、インターネットが42.7%、NHKテレビが39.8%、民法テレビが36.5%、雑誌が11.7%、ラジオが11.3%。「情報源として欠かせない」は、新聞が49.3%、インターネットが45.9%、NHKテレビが41.9%、民放テレビが37.7%、ラジオが11.2%、雑誌が6.3%の順。
なお、「情報が信頼できる」印象を持つのは、NHKテレビが61.7%でトップ。以下、新聞が59.5%、民放テレビが22.1%、ラジオが11.9%、インターネットが13.5%、雑誌が3.2%。