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Fon、公衆無線LANスポットのアクセスパスをWindowsストアで販売

 スペインのFonは9日、Fonの提供する公衆無線LANスポットへ接続可能になる「Wi-Fiアクセスパス」がWindowsストアから購入可能になることを発表した。日本国内でもすでに購入可能。

 Windows 10 PCから、FONの提供する公衆無線LANのアクセスポイントに接続すると、自動的にWindowsストアの「Wi-Fiアクセスパス」購入ページが表示される。MicrosoftアカウントにWindowsストアでの支払い情報が登録されていれば、ワンクリックでWi-Fiアクセスパスの購入が可能。有効期間内は、Fonに対応したWi-Fiアクセスポイントへ自動接続される。

 米Microsoftのグレッグ・ハーモン氏(Windowsストアコアプログラムマネージメントディレクター)は、「Fonと協力することで、世界中にあるたくさんのWi-Fiスポットへ、より快適なWi-Fi体験を提供することができた」とし、「Windowsストアは最新のアプリ、映画、音楽などが発見できる場所。そこで、お客様がすでにお持ちのアカウントを使って簡単にアクセスパスを購入し、インターネットを利用できるようになった」と述べている。

 Fon CEOのアレックス・ピュレガー氏は、「現在ほとんどの国では、スマートフォンやPCでのインターネット利用のうち70%以上がWi-Fiで行われている」とし、「ユーザーは接続が簡単なWi-Fiを求めている。FonのWi-Fiへのアクセス性を高め、ユーザーの接続体験を改善することで、すべての人にWi-Fiを好んでもらえるようにすることこそが使命だと考えている」と述べている。

 Fonは現在、世界で2000万のWi-Fiアクセスポイントを提供している。今後は、従来から手掛けるコミュニティ向けWi-Fiスポットの提供に加え、通信キャリアパートナー各社とともに公衆無線LANスポット事業を拡大していくという。日本国内ではソフトバンクと提携しており、ソフトバンクWi-Fiスポットの利用権があれば、Fonの提供する公衆無線LANスポットに接続できる。