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新国家資格「情報処理安全確保支援士」の受験受け付け開始
2017年1月12日 17:31
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)は12日、平成29年度より新設される国家資格「情報処理安全確保支援士(以下、支援士)」の第1回となる春期試験の受験受け付けを開始した。ウェブサイトでの受付は2月20日20時まで、郵送での受け付けは2月9日消印有効まで実施しており、受験手数料は5700円で、試験は4月16日に実施される。
支援士試験は、経済産業省所管の国家試験である「情報処理技術者試験」の1つとして、IPA情報処理技術者試験センターが年2回(4月と10月のそれぞれ第3日曜日)実施する。受験手数料の支払いには、クレジット決済、ペイジー(Pay-easy)決済、コンビニ決済が利用できる。また、企業や学校において5名以上の応募者がいる場合には、団体経由での申し込みが可能。
支援士試験は、これまで実施されていた「情報セキュリティスペシャリスト(SC)試験」の後継に当たり、出題内容や範囲に変更はない。合格者には、これまでのSC試験の合格者と同様に、情報セキュリティに関する知識・技能を有する者として、経済産業大臣から合格証書が交付される。
ただし、「情報処理安全確保支援士」の資格名称を使用するには、試験の合格後に登録が必要となる。登録申請には、申請書、戸籍謄本(抄本)または住民票の写し、合格証書、身分証、誓約書、登録事項に関する公開届出書のほか、登録手数料(1万700円)、税法で定められている国家資格の登録免許税(9000円)が必要。
また、登録者に対しては、年1回の「オンライン講習」(6時間)と、3年に1回の「集合講習」(6時間)の受講が義務付けられる。費用はオンライン講習は2万円、集合講習が8万円。