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高速道路SA・PAの公衆無線LANサービスが一新、NEXCOが全国共通アカウント導入、利用制限撤廃

E-NEXCO Wi-Fi SPOT(NEXCO東日本)
C-NEXCO Wi-Fi SPOT(NEXCO中日本)
W-NEXCO Wi-Fi SPOT(NEXCO西日本)

 東日本高速道路株式会社(NEXCO東日本)、中日本高速道路株式会社(NEXCO中日本)、西日本高速道路株式会社(NEXCO西日本)は、サービスエリア(SA)やパーキングエリア(PA)で提供している公衆無線LANサービスをリニューアルし、3社共通アカウントの導入や、利用制限廃止などを3月1日より実施すると発表した。

 3社はこれまで、ソフトバンク株式会社と連携して各社の運営するSA・PAで公衆無線LANサービス「E-NEXCO Wi-Fi SPOT」「C-NEXCO Free Wi-Fi」「W-NEXCO Free Wi-Fi」をそれぞれ提供しており、利用にあたっては別々にアカウントを取得する必要があった。これを統合し、1アカウントで全国のサービスが利用可能となる。SSID名も「NEXCO_FREE_Wi-Fi」に統一する。アカウントの有効期限は90日。

 また、これまでは1日3回、1回あたり15分の利用制限が設けられていたが、回数と時間について無制限となる。

 サービスの切り替えは3月1日より順次、各SA・PAで実施される。切り替えが完了した箇所は、各社のサイトで告知するという。すべてのSA・PAでの切り替え完了は3月末の予定。

 ただし、公衆無線LANサービスのアカウントは、従来は一般的なメールアドレスさえあれば取得できたが、携帯電話キャリアのメールアドレスまたは携帯電話番号が必要となる。携帯電話での取得では、専用電話番号に電話してアカウント登録用パスワードを取得する。また、現在実施している「事前登録システム」は、サービスの移行に伴い廃止する。

 このほか、サービスへのログイン画面は、これまで提供していた日本語と英語に加え、韓国語、中国語(簡体字・繁体字)に新たに対応する。