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くずし字の翻刻が分かる「くずし字チャレンジ」セミナー、都内で2月10日に開催

 情報・システム研究機構データサイエンス共同利用基盤施設人文学オープンデータ共同利用センター(CODH)は、第2回CODHセミナー「くずし字チャレンジ~機械の認識と人間の翻刻の未来~」を、国立情報学研究所(NII、東京都千代田区)で2月10日に開催する。ウェブサイトでは2月9日まで参加登録を受け付けている。参加は無料。

 セミナーでは、2014年度から開始されているプロジェクト「日本語の歴史的典籍の国際共同研究ネットワーク構築計画(NIJL-NWプロジェクト)」や、2016年11月に公開された「日本古典籍字形データセット」、東京大学史料編纂所が2006年より公開している「電子くずし字字典データベース」、手書き文字認識で利用される技術を活用した字形検索ウェブサービス「MOJIZO」、Android/iOS向けに提供されているくずし字学習支援アプリ「KuLA」と、歴史地震史料の市民参加型翻刻ウェブアプリケーション「みんなで翻刻」の紹介が行われる。

 くずし字の翻刻について、人工知能によるパターン認識や機械学習により文字認識を自動化するアプローチと、モバイルアプリなどを用いた市民参加型の翻刻などの人間によるアプローチについての動向が短時間で把握できるとしている。