ニュース

日本政府が国民にサイバー攻撃を目撃させるイベント、3月4日・5日に秋葉原で開催

HoloLens・サマーレッスン体験も

 内閣サイバーキュリティセンター(NISC)は、「サイバーセキュリティ月間」の一環となる「サイバー攻撃を目撃せよ!2017」を3月4日・5日にベルサール秋葉原(東京都千代田区)で開催する。

 講演は、内閣サイバーセキュリティ担当大臣の丸川珠代氏のあいさつで幕を開け、ソードアート・オンライン(SAO)主演声優の松岡禎丞氏のトークイベントがオープニングイベントとして行われる。サイバーセキュリティ月間の公式キャラクターとしてタイアップも行われている「劇場版SAO -オーディナル・スケール-」原作者の川原礫氏、監督の伊藤智彦氏、キャラクターデザイナーの足立慎吾氏によるトークイベント、バンダイナムコエンターテインメントの「SAO」ゲーム開発チームによるAI「プレミア」についての講演、「サマーレッスン」プロデューサーの原田勝弘氏の講演、日本IBMによる「SAO the Beginning」開発秘話の講演などが行われる。

 また、イベントを共催する独立行政法人情報処理推進機構(IPA)により、ウイルス感染によるPC・スマートフォン乗っ取りの実演も行われる。

 なお、3月5日には、2020年の東京オリンピック・パラリンピック競技大会に向けたセキュリティコンテスト「サイバーコロッセオ×SECCON」も、総務省の主催で併せて開催される。現在、参加申し込みを受け付けている。締め切りは2月21日17時まで。

 会場では、コミック「SAOプログレッシブ」の作画を担当する比村奇石氏が、サイバーセキュリティ月間イベントのために描き下ろした会場限定のSAO公式オリジナルサブストーリー(20P)が2500名に、「情報セキュリティハンドブック」が4000名に各日先着順で無料配布される。

会場限定で配布される比村奇石氏描き下ろしのSAO公式オリジナルサブストーリー
情報セキュリティハンドブック
イベント参加者や、会場スタンプラリー参加者にはSAOオリジナルクリアファイルが各日先着4000名に無償配布される
職場などの施設に掲示してサイバーセキュリティの普及啓発活動に協力することを条件に、オリジナルポスターが各日先着500日に配布される

 展示ブースでは、MicrosoftのVR/MRデバイス「HoloLens」の国内販売後初となる体験コーナーに加え、日本IBMが2016年に開催した「SAO the Beginning」に登場したナーブギアプロトタイプのアルファテストのデモンストレーション、PlayStation VR向けゲーム「サマーレッスン」の試遊、株式会社リコーの360度全天周カメラ「Theta」などが展示される。

 会場でHoloLensを体験するには事前申し込みが必要。応募は2月26日21時まで。当選者は20分のHoloLens体験ができる。

 講演のタイムテーブルは以下の通り。

3月4日


    11:30~ オープニングイベント
    13:00~ 講演 Microsoft「HoloLensとMR(Mixed Reality)の未来」
    14:00~ 実演 IPAによるウイルス感染によるスマホ乗っ取りの実演
    15:00~ 講演 株式会社バンダイナムコエンターテインメント「サマーレッスン」およびVR関連
    16:00~ 実演 IPAによるウイルス感染によるパソコン乗っ取りの実演

3月5日


    12:00~ 講演 IBM「ソードアート・オンライン the Beginning」開発秘話
    13:00~ 実演 IPAによるウイルス感染によるパソコン乗っ取りの実演
    14:00~ 講演 株式会社バンダイナムコエンターテインメント「ソードアート・オンライン」ゲーム開発チームによるAI「プレミア」およびゲーム開発について
    15:30~  実演 IPAによるウイルス感染によるスマホ乗っ取りの実演&トークイベント