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Androidアプリの開発環境「Android Studio 2.3」、WebP画像のサポートなど追加

 Googleは2日、Androidアプリの統合開発環境「Android Studio 2.3」をリリースした。アプリ開発の各段階において、各種の新機能が追加されている。

 UIを作成するためのレイアウトエディターでは、.png/.bmp/.jpg/.gifの各ファイルを、より高圧縮な.webp形式に変換可能になり、アプリのサイズを削減できる。画像編集が必要なときは右クリックで元に戻すことも可能だ。

 ウィジェットパレットとベクトルアセットウィザードもアップデートされ、検索およびフィルタリングをサポートした。また、プロパティパネルでは、ウィジェットごとの属性の保存に対応した。

 新規プロジェクトウィザードテンプレートも更新され、ConstraintLayoutが追加された。ConstraintLayoutでは、配置するオブジェクトに対してチェーンとレートをサポートしている。

 Android Studio 2.2で導入されたアプリのビルドを最適するための「Build Cache」がデフォルトで有効に変更された。

 アプリをビルドせずに実行してデバッグできる「Instant Run」では、コードへの変更を反映する「Apply Changes」ボタンが追加された。また、追加されたコードの実行にアプリの再起動が必要な場合に、自動的に再起動を行うようになった。これにより、デバッグに要する時間を軽減できる。

 Androidエミュレーターでは、コピー&ペースト機能が新たに追加された。

 また、未解決のlint警告をプロジェクトに設定できる「lintベースライン」や、アプリへURLリンクを組み込む「アプリリンクアシスタント」の機能も新たに追加されている。