Google、子どものAndroid端末を管理できる保護者向けアプリ「Family Link」、米国で提供開始

　米Googleは15日、保護者が子どものAndroid端末を管理できるアプリ「Family Link」を発表し、米国内の13歳以下の子どもを持つユーザー向けに、招待制の早期アクセスプログラムを開始した。

　管理用のAndroid端末にFamily Linkをインストールして、アプリ内で子ども用のGoogleアカウントを作成。そのアカウントを子どもの使うAndroid端末に設定すると、子どもが使う端末にインストールされるアプリや利用時間を管理できる。

子どもがGoogle Playからインストールするアプリの承認やブロックが行える

　管理端末はAndroid 4.4以上であれば利用できるが、子どもの端末はAndroid 7.0以上か、Android 6.1を搭載するAlcatel Dawn/Fierce 4/Pixi Unite、LG K3/Stylo 2 Plus/X Power、Samsung Galaxy Luna/Galaxy Tab A/Sony Xperia Xの端末が必要。

週／月ごとのアクティビティレポートから、アプリごとの利用時間を確認したり、デバイスのロック時間を設定できる

就寝時間を設定してデバイスを遠隔からロックできる

　Family Linkでは、Google Chromeなどのウェブブラウザーに対するコンテンツフィルタリングといった機能には対応しないが、Google検索のセーフサーチにより、こうした機能を提供できるとGoogleでは説明している。

　Googleは、Family Linkアプリについて、子どもが自分のデバイスを使用する上での基本的なルールの設定に役立つが、子どものために何が正しいかを選ぶことは親の責任であり、大人のために設計されたアプリやサービスが子どもを完全に保護することはできないとしている。