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Avast、SMB向けセキュリティ対策ソフト「Avast Business」の新バージョン

AVGの買収で強化された脅威検出技術とインフラストラクチャを統合

 Avastは6日、SMB向けセキュリティ対策ソフト「Avast Business」の新バージョンを発表した。AVGの買収で強化された脅威検出技術とインフラストラクチャを統合した。

 Windows/Mac OSに対応しており、デバイス1台あたりの1年ライセンスの料金(税別)は、「Avast Business Antivirus」が4475円、「Avast Business Antivirus Pro」が5594円、「Avast Business Antivirus Pro Plus」が6713円。2年/3年のライセンスも提供される。

 Avast Business Antivirusは、Avast独自のCyberCapture技術を採用し、ファイル/メール/ウェブ/行動の4つのシールドによるリアルタイムのセキュリティ防御機能に加え、アンチスパム、スマートスキャン、サンドボックス、リアルサイト、Wi-Fiインスペクターの各種機能を搭載したエンドポイント保護ソリューション。

 Avast Business Antivirus Proでは、これらの機能に加え、Microsoft Exchange/SharePointに対応するサーバー保護、サードパーティ製ソフトウェアに対応する「Software Updater」、永久的にファイルを削除する「Data Shredder」を搭載する。

 Avast Business Antivirus Pro Plusでは、さらにWi-Fi接続時のアイデンティティ保護機能や、パスワード管理機能を搭載する。また、「Avast Business Managed Workplace」と「Avast Business CloudCare」をオプションとして利用可能。

 クラウドまたはオンプレミスの環境で利用できる集中管理型コンソール「Avast Business Management Console」が、エンドポイントのセキュリティと最新状態を保証する補完機能として提供される。

 オプションのAvast Business Managed Workplaceは、リモートの監視・管理プラットフォーム「Managed Workplace」に直接組み込まれ、Avastのエンドポイント保護機能を最高水準で実現可能になるとされる。サイトのセキュリティ評価機能も搭載する。

 Avast Business CloudCareは、複数ネットワークをリモートで一元的に管理できるウェブベースのセキュリティポータル。

 Avastでは、3層構成のエンドポイントセキュリティソリューション群により、さらに強固なSMB向けセキュリティ保護技術を提供するとともに、ランサムウェアなどの脅威に伴うダウンタイムと生産性のロスを軽減することで、ビジネスの継続性を保証するとしている。

 AvastのSMBビジネス担当シニアバイスプレジデント兼ジェネラルマネージャーのケビン・チャップマン氏は、「AvastがAVGを買収して以降、より強力なセキュリティエンジンとカスタマイズされたソリューションを開発し、ビジネスの保護に伴う複雑性を排除することに取り組んできた。統合作業とアプローチの簡素化によって、より当社の製品がIT担当者の負担を軽減するものとなっていると自負している。Avast Businessの提供開始は、AvastとAVGの統合プロセスの新たなマイルストーンである」と述べている。