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DMM、仮想通貨のマイニング事業に参入、10月からトライアルを開始

 株式会社DMM.com(DMM)は9月8日に仮想通貨事業部を新たに発足させ、仮想通貨のマイニング事業「DMMマイニングファーム」を新たに運営し、10月からトライアルを開始することを発表した。

 DMMマイニングファームは、「国内事業者では他に類を見ない」(DMM)大規模なマイニングファーム。10月のトライアルを経て年内には「DMM POOL」を全世界に公開し、2018年度中には世界トップ10、将来的には世界のトップ3に入る規模での運営を計画している。

 一般ユーザーが気軽に参加できる「DMMクラウドマイニング」サービスの提供準備も進めているという。DMMが運営することで、海外製が多い既存のクラウドマイニングサービスとは「一線を画する」安心して信頼できるサービスとなる見込みとのこと。

 仮想通貨は、「ビットコイン」や「イーサリアム」をはじめ、すでに世界中に800種類以上存在しており、市場規模はすでに1600億ドルに成長。特定の国や地域に依存しない次世代の通貨として期待されている。

 仮想通貨のデータ維持のためにブロックチェーンと呼ばれる分散型台帳の記録・更新作業を行うことをマイニングと呼び、世界中で利用されている仮想通貨ネットワークの維持に貢献することに繋がる。

 マイニングには多大なコンピューターリソースと電力を消費するため、その報酬として仮想通貨が支払われる仕組み。仮想通貨は、法定通貨と換金できることも手伝い、市場が急速に伸びている。

 なお9月7日には、GMOインターネット株式会社が同じく仮想通貨のマイニング事業への参入を発表。2018年上半期をめどに、北欧に「次世代マイニングセンター」を設置すると発表している。