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ネットギアが「ペット見守り100%ワイヤレスカメラ」発売、防塵防滴でバッテリー駆動

「『Arlo Pro』ペット見守り100%ワイヤレスカメラ」(VMS4130-100JPS)

 留守中のペットの様子をスマートフォンから見られるネットワークカメラ「『Arlo Pro』ペット見守り100%ワイヤレスカメラ」(VMS4130-100JPS)を、ネットギアジャパン合同会社が10月12日に発売する。想定市場価格は3万2800円(税込)。販売開始に先立ち9月13日より、Amazon.co.jpとNTT-X Storeで予約購入を受け付ける。

 Arlo Proは、ベースステーションとカメラの2つのユニットで構成。ベースステーションは自宅のルーターに有線LAN接続する必要があるが、カメラとベースステーションの間は2.4GHz帯の無線LAN(IEEE 802.11n)でワイヤレス接続する方式。また、カメラの電源は内蔵バッテリーとなっており、電源コードも不要だ。電波が届く範囲(見通し距離で最大91.44m)であればどこでも好きな場所に設置でき、「いたずら好きなペットにかじられる心配もない」としている。さらに、ベースステーションは屋内専用だが、カメラはIP65の防塵防滴設計となっており、ベランダやガレージにも設置できるという。

 撮影解像度は720p(1280×720)。視野角は130度で、カメラ1台でも部屋中を見渡せるとしている。また、850nmのLEDと赤外線カットオフフィルターによるナイトビジョンも装備しており、「ベッドの下や家具の裏など、ペットの大好きな狭い場所で光が十分でなくても様子を見ることができる」という。

“100%ワイヤレス”をうたっており、専用ウォールマウントを使えば壁面への設置もすっきり(上)。専用ウォールマウントの前面は半球状の金属製になっており、カメラ背面のマグネットにより好きな角度で固定できる(中)。ホワイトボードや冷蔵庫などの金属面であれば、角度は付けられないが、直接カメラをくっつけることも可能だ(下)(2017年5月9日付関連記事『磁石でくっつくバッテリー駆動の防塵防滴Wi-Fiネットワークカメラ「Arlo Pro」、赤ちゃんの見守りに特化した「Arlo Baby」など、ネットギアが順次発売』参照)

 なお、Arlo Proは、映像を常時録画しておくことを想定した製品ではなく、音声や動きを検知した際に録画を開始する方式だ(最長120秒)。ネットギアによると、「留守番中の犬が無駄吠えしていないか、ちゃんとご飯を食べているか確認することができる」という。また、「トイレのそばに仕掛けておいたおかげでトイレ回数の異常に気付き、病気を早期に発見できたという活用事例もある」としている。

 映像は、ネットギアが用意したクラウドストレージに保存され、Android/iOS用のArloアプリやPCのブラウザーから閲覧可能。クラウドストレージは1GBが無料で提供され、録画した映像が最長7日間保存されるが、より長期保存できる有料プランも用意している。このほか、ベースステーションにUSBストレージを接続することで、ローカルにバックアップ保存することも可能だ。

 また、録画していないときでも、カメラにアクセスしてペットなどの様子を確認することが可能だ。カメラにはマイクとスピーカーも内蔵しているため、外出先からペットに話しかけたり、声を聞いたりすることもできる。

 本体サイズと重量は、カメラが79.3×48.6×70.5mm、136g。ベースステーションが58.6×174.5×126.5 mm、316g。

 カメラは、増設用として単体販売(VMC4030-100JPS)もされており、想定市場価格は1台2万1800円(税込)。無料プランでは、5台まで利用できる。

 また、初めからカメラ2台をセットにしたモデル(VMS4230-100JPS)がすでに6月に発売されている。想定市場価格は4万9980円(税込)。今回、ペット見守り用途を想定したカメラ1台モデルを追加したかたちだ。