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「Adobe Acrobat/Reader」にセキュリティアップデート、68件の脆弱性を修正

 Adobe Systemsは15日、Windows/macOS用の「Adobe Acrobat Reader DC」「Adobe Acrobat DC」に含まれた脆弱性を修正するセキュリティアップデートをリリースした。

 最新バージョンは、Acrobat Reader DC/Acrobat DCのContinuous Trackが「2019.021.20047」、同Classic 2017が「2017.011.30150」、同Classic 2015が「2015.006.30504」。

 これらのバージョンで修正された脆弱性は、CVE番号ベースで68件。このうち45件は深刻度が3段階中で最も高い“Critical”にレーティングされている。

 JPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)によると、脆弱性を悪用したコンテンツをユーザーが開いた場合、実行ユーザーの権限で任意のコードが実行されたり、情報が窃取される恐れがあるという。

 Adobe Systemsでは、更新プログラムの適用優先度を全ての製品で3段階中2番目の“Priority 2”としており、30日以内のアップデートを推奨している。