「VLC Media Player 1.0.0」公開、フリーのメディアプレーヤー


 仏非営利団体のVideoLANは7日、メディアプレーヤーソフト「VLC Media Player」のバージョン1.0.0を公開した。

 VLC Media Playerは、オープンソースかつクロスプラットフォームで、多数のフォーマットの再生に対応するメディアプレーヤーソフト。ソフトの利用条件に制限はなく、誰でも無料で利用できる。ソースコードはGNU GPLで公開されている。

 動作環境はWindowsやMacのほか、Linux、BSD、SolarisなどのOSに対応。MPEG-2、MPEG-4、H.264、DivX、WMVなど多数のオーディオ・ビデオフォーマットが再生可能で、DVDやストリーミング再生にも対応する。

 また、メディアプレーヤーとしての機能のほか、IPv4/IPv6ネットワークでユニキャストあるいはマルチキャストストリーミングを行うための、メディアコンバーターやサーバーとしても使用できる。

 インストールプロセスは、ほとんどが日本語化されており、ユーザーインターフェイスも大部分が日本語化されている。

 VLC Media Playerを開発している非営利団体のVideoLANは、フランスの大学Ecole Centrale Parisの学生プロジェクトとして発足し、現在も同校を拠点としている。もともとは「VideoLAN Client」と呼ばれていた時期があり、およそ8年にわたって開発が続けられていた。


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(青木 大我 taiga@scientist.com)

2009/7/8 12:09