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携帯電子書籍市場が好調傾向、スマートフォン向けは事業者様子見


電子書籍の市場規模の推移

 インプレスR&Dのインターネットメディア総合研究所は9日、国内の2008年度の電子書籍市場規模についての調査結果をを発表した。市場規模は464億円で、2007年度の355億円に比べ約131%に拡大した。

 調査では、通信事業者、出版社、取次、ポータルサイト、コンテンツプロバイダーなど主要な電子書籍関連事業者へのヒアリング調査を実施。また、携帯電話向けの電子書籍サイト運営者へのアンケート調査や、ユーザー約8,000人へのアンケート調査も実施した。

 464億円のうち携帯電話向けの電子書籍市場は402億円で、全体の86%を占める。携帯電話向けの電子書籍市場の好調の要因としては、各出版社がコンテンツの電子化に対し積極的に取り組み始めたことや、取次サービスの整備による流通の円滑化、タイトル数増加によるコンテンツの充実などがあるとしている。

 携帯電話の各キャリア公式サイトで電子書籍を提供している事業者に、iPhone(App Store)への参入意向を尋ねたところ、「参入したい、有料の電子書籍を販売したい」が28.3%で、「参入するつもりはない」は21.7%だった。また、App Storeだけでなく、Andoroid MarketやOvi Store(ノキア携帯専用アプリストア)などのようなモバイルアプリマーケットプレイスへの興味に対しては、「しばらく様子をみる」が52.2%だった。

 一方、PC向け電子書籍市場は62億円で、2007年度の72億円から86%に縮少した。

 インプレスR&Dでは、調査結果を収録した「電子書籍ビジネス調査報告書2009」「電子コミックビジネス調査報告書2009」を10日に発売する。


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(野津 誠)

2009/7/9 18:48

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