G Dataマルウェア白書、社内PCへの侵入手口を解説


 ジーデータは14日、マルウェアが企業や団体などの組織内に侵入する経路や、マルウェアの対策方法などについて解説したレポート「G Dataマルウェア白書」を発表した。

 マルウェアが組織内に侵入する経路としては、Webページやメール、ファイル共有サービスに加え、SNSも利用されていると説明。最近では、CDやDVD、USBメモリのようなメディアにもマルウェアが含まれている恐れがあるなどとしている。

 また、マルウェアから組織内のコンピュータを保護する方法として、1)ウイルス対策、2)スパム対策、3)不正アクセス対策、4)情報管理――の4つのTIPS(コツ)を紹介している。

 ウイルス対策としては、サーバーとクライアント両方で実施するとともに、HTTPデータトラフィックに加えて、ICQやIRC経由のマルウェアもチェックする機能が可能なウイルス対策を推奨している。

 情報管理では、技術面の対策を実施するだけでなく、インターネットの脅威全般ついて組織全体でノウハウを高めることが、組織内のPCへのウイルス感染率を下げることにつながるとしている。


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(増田 覚)

2009/9/14 17:35