Googleの検索数からインフルエンザの流行規模を推定、日本も対応
米Googleは8日、検索キーワードの集計データに基づいてインフルエンザの流行規模を推定する「Google Flu Trends」の対象地域および対応言語を拡大したと発表した。日本を含む16カ国が追加され、日本語にも対応している。
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Googleによると、Google検索においてインフルエンザ関連のトピックで検索される件数と、実際のインフルエンザの患者数との間に関連性があることがわかっているという。従来の手法では、インフルエンザの流行規模を調べるのに数日から数週間かかっていたが、「Google Flu Trends」では、Google検索における特定のキーワードの流行を追跡することで、インフルエンザが流行している地域や規模をリアルタイムに推定し、毎日更新できるとしている。
「Google Flu Trends」のサイトでは、推定される各国の現在の流行規模を「ごく小規模」から「きわめて大規模」までの5段階でレベル分けし、地図上で色分け表示する。詳しいデータを参照したい国をクリックあるいはプルダウンメニューから選択すれば、その国の今シーズンおよび過去5年間の流行規模の推移を折れ線グラフで確認することが可能だ。
「Google Flu Trends」は2008年11月、米国のデータが公開され、その後、メキシコ、ニュージーランド、オーストラリアが追加された。さらに今回、日本や欧州各国を追加し、計20カ国が対象になった。
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(永沢 茂)
2009/10/9 11:00
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