米Microsoft、「Sidekick」データ消失事故についてコメント発表


 米Microsoftは13日、米携帯キャリアのT-Mobile USAを通じて提供しているスマートフォンサービスに関して、謝罪と現状報告のコメントを発表した。

 これは、10月2日以来、Microsoft子会社のDangerが提供する「Sidekick」スマートフォンがサービス不調に陥り、10日になってクラウドに保存してあったユーザーデータがすべて消失したと発表された重大事故に関するものだ。

 Microsoftのコメントによると、「失われたコンテンツのうち、いくらかは回復可能だということを示す証拠がある」という。ただし、「現時点でも我々は、ほとんどの顧客の個人データを復旧できるとの希望を捨てていない」ともコメントしている。

 今回の重大事故に関してT-Mobileは、被害にあった顧客に対して1カ月の無料データサービスに加えて、同社製品・サービスを購入できる100ドルの商品券を提供するとしている。


関連情報

(青木 大我 taiga@scientist.com)

2009/10/14 15:01