セキュリティソフトのAVGに、老舗ファンドが2億ドル出資


 セキュリティソフトを開発しているオランダのAVG Technologiesの株式を、老舗ファンドが約2億ドルで取得したことが、14日までに明らかになった。

 AVG Technologiesは、統合セキュリティソフト「AVG Internet Security」や、非商用ならば無料で利用できるウイルス対策ソフト「AVG Free」などでよく知られる。

 今回、AVG Technologiesに出資したのは、1968年に設立され、160億ドルの資金を運用する老舗ファンドのTA Associatesだ。同社は、AVG Technologies株を2億ドル以上で購入し、少数株主となった。

 AVG Technologiesには、すでにEnterprise Investors、Benson Oak Capital、Intel Capitalが出資している。

 出資の理由についてTA Associatesでは、AVG Technologiesが過去数年にわたり、LinkScannerやビヘイビアテクノロジーなどの戦略的買収を行ってきたこと、さらに8000万以上のユーザーがいることを挙げている。

 AVG Technologiesでは、数カ月のうちに、中小企業やコンシューマー向けの何らかの発表を行うことも明らかにした。


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(青木 大我 taiga@scientist.com)

2009/10/15 12:44