ネット検索で危険な有名人、佐藤江梨子、京野ことみ、米倉涼子ら


 マカフィーは26日、「インターネット検索で最も危険な日本の有名人」についての調査結果を発表した。1位は「佐藤江梨子」。

 Webサイトの安全性を判定・表示するマカフィーのサービス「SiteAdvisor」の技術を使って、9月に調査を行った。その結果、「佐藤江梨子」「佐藤江梨子 ダウンロード」「佐藤江梨子 壁紙」「佐藤江梨子 スクリーンセーバー」「佐藤江梨子 画像」「佐藤江梨子 動画」などでインターネットを検索すると、SiteAdvisorで脅威があると判定された危険なサイトに誘導される可能性が、他の有名人に比べて高かったという。

 具体的には、スパイウェアやアドウェア、ウイルスなどのマルウェアが仕掛けられたサイト、登録するとスパムメールが送られてくるサイト、フィッシングサイトなどが該当する。SiteAdvisorでは、検索エンジンの検索結果ページにリストアップされたサイトに対して、危険なサイトを赤、注意が必要なサイトを黄、安全なサイトを緑のアイコンで指摘する。今回の調査では、赤または黄と表示されるサイトをカウントした。

 2位は「京野ことみ」「米倉涼子」、3位は「相澤仁美」「井上和香」「沢尻エリカ」「福山雅治」「松浦亜弥」、4位は「新垣結衣」「上戸彩」「菅野美穂」「ほしのあき」「矢田亜希子」、5位は「小倉優子」「川村ゆきえ」「長谷川京子」「山本梓」。女性タレントが多数を占める中、男性では福山雅治が唯一ランクインした。

 マカフィーでは、「サイバー犯罪者は日常的に、有名人の名前や画像を使って、最新情報、スクリーンセーバー、画像などを検索するインターネットユーザーを、マルウェアが仕掛けられた無料ダウンロードを提供するサイトに誘導している」として注意を呼び掛けている。また、上位3人については、過去に映画や雑誌、CMなどで刺激的な描写が話題となり、現在でも男性ユーザーに写真が検索されているとみられ、サイバー犯罪者がこうした傾向をとらえて便乗しているという。

 なお、米McAfeeは8月、英語による同様のランキングをとりまとめ、「Jessica Biel(ジェシカ・ビール)」がネット検索で最も危険な有名人だと発表している。「Jessica Biel」「Jessica Biel downloads」「Jessica Biel wallpaper」「Jessica Biel photos」などを検索して表示されるサイトの5分の1が、悪質なプログラムに感染する可能性があるものだったとしている。

 今回、日本法人のマカフィーが発表したのは、日本語による日本の有名人についての調査結果だ。具体的な数値は公表していないが、「佐藤江梨子」などの検索結果における危険サイト率は、米国の「Jessica Biel」などに比べると低いという。


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(永沢 茂)

2009/10/26 17:55