マカフィーは9日、インターネット検索のキーワードで最も危険な有名人ランキングを発表した。それによれば、トップはブラッド・ピット(Brad Pitt)で、検索結果に表示されるサイトの18%以上は、悪質なプログラムに感染する可能性があるとしている。
ランキングは、同社のWebサイト検査技術「SiteAdvisor」で検索キーワードの危険度を集計したもので、9月16日に米国で発表された。SiteAdvisorは、実際にサイトにアクセスしてファイルをダウンロードするなどして、ウイルスやスパイウェアなどが含まれていないかを分析している。
インターネット検索で最も危険と評価されたブラッドピットは、「Brad Pitt screensavers(ブラッド・ピットのスクリーンセーバー)」というキーワードでは、検索結果の半数以上が、ウイルスやスパイウェアなど悪質なプログラムを含んでいたという。
ランキング2位は「ビヨンセ(Beyonce)」で、「Beyonce ringtones(ビヨンセの着信音)」と入力すると、ユーザーの個人情報を収集するサイトが表示されたとしている。
3位以下は、「ジャスティン・ティンバーレイク(Justin Timberlake)」「ハイディ・モンタグ(Heidi Montag)」「マライア・キャリー(Mariah Carey)」と続いた。2007年にトップだった「パリス・ヒルトン(Paris Hilton)」はランク外だった。
マカフィーでは、サイバー犯罪者の最も簡単かつ効果的な手法のひとつが、有名人ゴシップへの関心を利用してユーザーを悪意のあるサイトに誘導し、マルウェアに感染させることと説明。マルウェアの多くは小規模サイトに仕掛けられている可能性もあるため、ネット利用時には注意を払うべきとしている。
関連情報
■URL
マカフィー
http://www.mcafee.com/japan/
SiteAdvisor
http://www.siteadvisor.com/
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( 増田 覚 )
2008/10/09 13:06
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