「2015年度のLTE加入数は5600万」、シード・プランニングが予測


 シード・プランニングは、次世代の通信方式である「LTE(Long Term Evolution)」に関する市場予測レポートを発表した。同レポートは、メーカーやキャリアなどからのヒアリング、各種情報をもとに、2009年8月~10月に行った調査から作成されている。

 国内の携帯電話は、NTTドコモやソフトバンク、イー・モバイルがW-CDMA方式を、auがCDMA2000方式を採用している。これまでに通信速度を高速化したHSPA方式などが導入されてきたが、今後、更に通信速度を高速化した通信方式として、LTEの導入が予定されている。

 同レポートでは、LTEがデータ通信市場を中心にして展開し、2014年度には3600万加入、2015年度には5600万加入で、端末販売数は2200万台(データ通信/モジュール内蔵は500万台)に達すると予測している。基地局についても、現在明らかにされている数値よりも、競争政策などを背景に、上方修正の可能性が高いと分析している。また海外市場については、2015年末時点で2億2500万加入に達するとしている。


関連情報

(関口 聖)

2009/11/16 18:46