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タイガー、魔法瓶の技術を応用した断熱材をデータセンターに提供、東急グループの実証実験で

「ステンレス密封真空断熱パネル TIVIP」

 タイガー魔法瓶株式会社は、東急グループ4社(東急株式会社、東急電鉄株式会社、イッツ・コミュニケーションズ株式会社、東急建設株式会社)が2026年6月より実施している「都市型データセンターの導入検討に関する実証実験」において、断熱建材に関する技術サポートを実施している。

 同実証実験は、東急大井町線高架下にモジュール型小規模データセンターを設置し、鉄道高架下特有の環境下でのサーバーに対する影響や、サーバーの筐体の遮音・断熱・免振・冷却性能について測定を行い、その結果をもとに、さまざまな環境下でのデータセンター設置の実現可能性を検証するもの。

 タイガー魔法瓶は、魔法瓶で培った真空断熱技術を応用した断熱材「ステンレス密封真空断熱パネル TIVIP」を供給している。主な特徴として、熱伝導率が0.0025W/m・K以下という高い断熱効果を持つこと(ちなみに0℃の空気の熱伝導率は0.0241W/m・K。完全な真空では0W/m・Kとなる)、発泡ウレタンの約1/10の薄さで同等の断熱効果を得られること、30年以上断熱効果を維持できること、がある。

断熱効果の比較

 都市型データセンターでは、サーバーの排熱と冷気の供給の効率化が課題となるが、TIVIPで冷却エリア(コールドアイル)を魔法瓶のように断熱し、冷気を逃がしにくくすることで温度管理を安定化させる。こうした高い断熱性能により、サーバーの安定稼働や冷却効率の向上に貢献するほか、薄型のため、モジュール内部に寸法制約がある中でも、機器の実装スペースを損なわないとしている。

イメージ図

 タイガー魔法瓶では、実証実験を通じて真空断熱技術が省エネルギーかつ安定的なデータセンター運用にどう貢献できるかを検証し、今後も産業・建設領域が抱える熱課題の解決を目指すとコメントしている。