ドイツ市民は平均1日100分ネット利用、前年から14%増加


 ドイツ市民の2010年2月現在におけるインターネット利用時間の平均は1日あたり100分と、前年の88分に比べおよそ14%増加したことがわかった。独IT業界団体のBITKOMが調査会社ARISとともに調査結果を発表した。

 調査は、14歳以上の約700人を対象に行った。これによると、インターネット普及率も前年の64%から7ポイント上昇して71%になった。インターネット利用時間の増加傾向は若年層でより顕著で、30歳未満では1日あたり平均200分近くに達する。

 インターネット利用者に限ると、利用時間は平均140分に上昇する。分布を見ると、インターネット利用者の30%は1時間未満だが、35%が1~2時間、26%が2~5時間利用している。さらに5~10時間が9%、10時間以上のヘビーユーザーが1%存在した。なお、2時間以上との回答は、男性利用者のうち38%だったのに対して、女性では32%だった。

 学歴別で見ると、大学入学資格保有者では48%が平均2時間以上利用していると回答したのに対して、ギュムナジウム(大学入学のための中等学校)修業資格保有者では36%、義務教育修了者では26%だった。高学歴ほどインターネット利用時間が長時間化する傾向が見られた。


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(Gana Hiyoshi)

2010/4/19 13:57