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「保護者のためのフィルタリング研究会」国内主要3社が設立


 ネットスター、ヤフー、デジタルアーツの3社は20日、「保護者のためのフィルタリング研究会」を設立したと発表した。家庭用フィルタリングの課題を調査し、保護者への情報提供や、フィルタリングサービス/ソフト事業者に対する改善提案などを行う。

 携帯フィルタリングの義務化など、青少年の有害情報対策としてフィルタリングが推進されている一方で、本来は子どものフィルタリングポリシーを決めるべき立場にある保護者には十分な情報が伝わっておらず、フィルタリングを適切に活用できているとは言い難い状況にある。研究会では、保護者や学校現場、携帯電話事業者、関係機関などからヒアリングを行い、11月をめどに報告書をとりまとめる予定だ。

 通常の携帯電話やPC以外にもスマートフォンや携帯ゲーム機など、インターネット端末は多様化しているため、フィルタリングサービス/ソフト事業者にはこうした機器への対応が求めれらるとともに、保護者側にも知識が必要になるとしている。

 研究会は、NPO法人青少年メディア研究協会理事長の下田博次氏が座長を務め、お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科教授の坂元章氏、社団法人東京都小学校PTA協議会会長の新谷珠恵氏らが参加する。

 研究会の事務局を務めるネットスターとヤフーはこれまでも、共同で「子どもたちのインターネット利用について考える研究会」を運営し、コミュニティサイトの安全性を保護者が判断するための指針や、子どものネットデビューの指針などの報告書を発表してきた。

 今回の「保護者のためのフィルタリング研究会」では、フィルタリングソフト「i-フィルター」シリーズを手がけるデジタルアーツが運営協力で参加することになった。携帯フィルタリングにも使われているURLデータベースを構築しているネットスター、無料のフィルタリングサービス「Yahoo!あんしんねっと」を提供しているヤフーとあわせ、国内のフィルタリングサービス/ソフトで主要な位置を占める3社が、「保護者本位のフィルタリング」に向けて取り組むかたちだ。


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(永沢 茂)

2010/4/21 06:00