「○○なう」使用経験者、ネット業界人でも少数?


「なう」の利用率に関する調査結果

 ソフトバンク・ヒューマンキャピタル運営の転職情報サイト「イーキャリア」は、インターネット関連業界で働く社会人を対象に、スマートフォンやミニブログなどの最新IT動向に関する調査を行った。22~49歳の男女400名が回答。Twitter利用者は16.0%にとどまり、「○○なう」とツイートしたことがあると答えたのは、そのうちのさらに半数あまりだった。

 調査は4月23日から27日までの5日間、インターネットを通じて行われた。所有するネット接続機器を複数選択で回答する設問では、88.0%が携帯電話を所持する一方、iPhone利用者は7.8%、その他スマートフォン利用者は6.3%だった。なお、ノートパソコンは73.0%、ニンテンドーDSは40.5%となっている。

 利用中のミニブログに関する設問では、Twitterが16.0%、Amebaなうが5.3%、Google Buzzが3.3%だった。いずれのサービスとも、スマートファン所持者のほうがより積極的に活用している傾向が統計から浮かび上がっている。ただし「利用していない」と答えたユーザーが78.3%を占めた。

 Twitterを利用していると回答した64名には、より具体的な利用動向を聞いた。フォロー数でもっとも多かった答えは「50未満」で68.8%、続いて「100~200未満」が17.2%。フォロワー数でも同様の傾向が現れており、「50未満」が67.2%。「50~100未満」「100~200未満」がともに19.0%だった。

 またツイートする際、「仕事なう」「渋谷なう」など、何らかの形で“なう”を使ったことがあると答えたのは64名のうち、54.6%。内訳は「良く使用する」が3.1%、「たまに使用する」が28.1%、「使用したことがある」は23.4%だった。

 5月28日発売のiPadについては、購入に前向きなユーザーが29.8%だった。しかし、iPhoneを含むスマートフォンの所有者56名に限っては44.6%にまで購入希望率が伸びており、調査レポート内でも「情報感度の高いスマートフォンユーザーはiPad購入意向が高いようだ」と分析している。


Twitterのフォロー数は「50未満」の回答がもっとも多かったフォロワー数についてもほぼ同様で、「50未満」が多かった

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(森田 秀一)

2010/5/11 19:34