サッカー64試合のライブ映像、H.264で南アフリカから伝送


 ソフトバンクテレコムと富士通は、南アフリカ共和国で6月11日から開催される世界最大のサッカーイベント全64試合のライブ映像について、H.264方式で日本まで伝送すると発表した。この映像はCS放送向けに提供されるもの。

 2社によると、回線コストがかかる長距離の海外伝送では、低ビットレートで高品質な映像を伝送することが求められているという。富士通の映像伝送装置「IP-9500」を用い、南アフリカ共和国・日本間の全長1万4000kmを、限られた帯域で高速伝送するとともに、回線コストの削減も図る。


富士通の映像伝送装置「IP-9500」

 ソフトバンクテレコムではこれまでにも、2004年のアテネ五輪など世界的スポーツイベントで映像伝送実績があるという。今回は、ヨハネスブルグのInternational Broadcasting Centerから大西洋とインド洋の2ルートを確保し、無遮断切替機能を使って長距離の映像伝送を24時間体制で運用する。


ヨハネスブルグからの回線ルート

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(永沢 茂)

2010/5/25 06:00