Google Reader、IE6など旧版ブラウザーとオフライン対応の中止を発表
米Googleは24日、フィードリーダーサービス「Google Reader(Google リーダー)」において、Internet Explorer(IE)6を含む旧バージョンのブラウザーのサポートとGearsによるオフラインサポートを中止すると発表した。また、共有アイテムにコメントできるユーザー権限もわかりやすく変更した。
Google Readerがサポートを中止するブラウザーは、IE 6.0、Firefox 1.0/2.0、Safari 2.0/3.0、Google Chrome 1.0/2.0/3.0。これらのブラウザーの利用者に対しては6月1日から、これよりも新しいブラウザーを利用するよう通知メッセージが表示されるとしている。
Google Readerでは、Gearsによるオフライン機能を3年前から提供している。しかし一部のユーザーしかアクティブに利用していなかったという。それに加え、Gearsの役割はHTML5に移行しつつあるため、Google Readerでは同機能のサポートを6月1日に中止することを決定した。
Googleでは、オフライン機能を必要とするユーザーに対して、WindowsではFeedDemon、Mac OS XではNetNewsWire、LinuxではLifereaなど、他のクライアントを利用するよう推奨している。
さらに、共有アイテムへのコメント機能が改良された。これまでは、公開されているコメントであっても、オーナーが指定したグループに属していない限りコメントできないなど、わかりにくい側面があったとしている。今回からは、原則として自分が閲覧できる共有アイテムにはコメントもできるようになった。
この変更によって、アイテムを共有しているオーナーは、最初にGoogle Readerにログインするときに、共有アイテムのコメントについて選択が求められるようになる。共有アイテムを公開設定のままにするか、チャットコンタクトと友人グループの中の保護共有アイテムに変更するかを決定しなければならない。公開アイテムには、今後誰でもコメントできるようになるため、この設定には注意を払う必要がある。後から共有設定画面で設定内容を変更することも可能だ。
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(青木 大我 taiga@scientist.com)
2010/5/25 12:24
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