Twitter、公式URL短縮サービス「t.co」を今夏開始


 米Twitterは8日、公式URL短縮サービスを今夏に開始すると発表した。Twitter.comやサードパーティ製のTwitterクライアントでやりとりされるすべてのリンクを自動的に短縮するという。

 例えば、「http://www.amazon.com/Delivering-Happiness-Profits-Passion-Purpose/dp/0446563048」というような長いリンクは、SMS上では「http://t.co/DRo0trj」と表示される。一方、Webやアプリケーション上では「amazon.com/Delivering-」もしくは元のリンク、あるいはページタイトルのいずれかが表示される。

 また、同サービスで短縮されたリンクは、Twitterの広告プラットフォーム「Promoted Tweets」にも活用される。具体的には、ユーザーに関連性の高い広告ツイートを配信するアルゴリズムにリンクの情報が反映される。

 Twitterは3月、フィッシング詐欺対策として、ダイレクトメッセージ(DM)で送られるリンクを「http://twt.tl/...」と自動的に短縮化するサービスを開始。DM経由のリンクを監視し、不正なサイトへのリンクをブラックリスト化していた。今回の公式URL短縮サービスは、DM向けのサービスを全ツイートに展開するものだとしている。


関連情報

(増田 覚)

2010/6/9 19:09