ネットショッピング消費者の75%「希望の支払い方法がなければ購入しない」


ネットショッピングで商品を購入する際、利用したいと思う決済方法がないときにどうするか

 株式会社ネットプロテクションズは1日、インターネットショッピングに関する利用動向をまとめた調査結果を公表した。調査は2月14日から15日まで、20代から60代の男女2064人を対象にインターネット上で実施した。

 調査によれば、普段利用している支払い方法では「クレジットカード」が67.4%と最も多く、次いで「代金引換」が13.8%、「後払い」が11.4%。最も利用したい支払い方法では、「クレジットカード」(59.0%)と「代金引換」(11.1%)がシェアを落とし、代わりに「後払い」が22.2%となった。

 また、利用したくない支払い方法では、「前払い」が最も多く45.3%。多くのEC事業者が基本決済として提供する「代金引換」や「クレジットカード」もそれぞれ35.5%に上った。ネットプロテクションズでは、「情報の大量流出などの影響もあるのか、利便性の低さよりも安全性を考慮して利用したくない支払い方法を選ぶ人が多い」と分析している。

 このほか、利用したい支払い方法がない場合にとる行動としては、「利用したい支払い方法が用意されている他のサイトで購入する」が50.1%、「購入自体をやめる」が25.5%、に上り、合計して75.6%の人が「利用したい支払い方法がない店では購入しない」と回答した。


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(増田 覚)

2010/7/2 15:28