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廃校をGPUデータセンターとして改装、ハイレゾが佐賀県に「玄海町データセンター」を開設

 株式会社ハイレゾは8月22日、2015年に廃校となった旧有徳小学校(佐賀県東松浦郡玄海町)を改装し、玄海町データセンターを開設した。

 同センターには「NVIDIA RTX A4000」を搭載したGPUサーバーが120台格納され、画像生成AIや大規模言語モデル(LLM)などの計算処理を行うGPUデータセンターとして利用される。

 自治体の休眠資産である廃校を活用することで、資源の有効活用と地域の活性化に貢献するとともに、既存施設を改装することで、建設コストと工期を大幅に削減し、低料金でのサービス提供を実現できるという。

 同社は2019年よりGPUデータセンターの運営を開始し、石川県志賀町に2カ所のGPUセンターを運営している。加えて、子会社の株式会社ハイレゾ香川が、香川県高松市で1カ所のGPUデータセンターを運営中だ。

 廃校をデータセンターに改装することで、同社ではテクノロジーと地域資源の利活用とを組み合わせ、持続可能なAI開発および地方創生に貢献することを目指すとしている。2026年以降には、香川県綾川町の廃校を活用したGPUデータセンターを新たに開設する計画があるという。