マイクロソフト、「Windows Live Essentials 2011」ベータ版を公開


Windows Live Messengerのベータ版

 米Microsoftは17日、無料ソフトパッケージの次期バージョン「Windows Live Essentials 2011」のベータ版を公開した。英語版や日本語版など9カ国語版が用意されており、日本語ベータ版のページからダウンロードできるパッケージも既に最新バージョンとなっている。対応OSはWindows 7/VistaおよびWindows Server 2008 R2/2008。

 「Windows Live Essentials」は、「Windows Liveメール」や「Windows Liveフォトギャラリー」など、Windows Live関連のソフトをまとめたパッケージ。

 次期バージョンでは「Windows Live Essentials 2011」という名称になる模様で、今回のベータ版にも名称に「2011」が追加された。ダウンロードサイトやWindowsのスタートメニューに登録されているソフトの名称は以前のままだが、ソフト起動時の画面では「Windows Live Mail 2011」といった表記が確認できる。

 新しいベータ版では、Windows Live Messengerの動作高速化や、Windows Liveムービーメーカーでのより高画質の動画への対応など、パフォーマンス面や機能面を強化。Windows Liveメールでは、Gmailの迷惑メールとゴミ箱フォルダーに自動的に対応するなど連携機能を強化した。Windows Liveフォトギャラリーでは、顔認識の精度を向上したほか、検索タブで日付や人物タグなどのフィルターについて、各条件の項目にマウスカーソルを乗せただけでフィルター結果がプレビュー表示されるようになった。

 また、Windows Live Messengerでは、Facebookのチャット機能との連携機能を追加。Messengerの画面上で、Facebookユーザーとのチャットが行える。この機能については、現時点では米国、英国、フランス、ブラジル、ドイツ、ロシアのみが対象となっている。


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(三柳 英樹)

2010/8/19 15:02