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東京都も注意喚起、アダルトサイトなどから誘導、消せない架空請求画面


 東京都生活文化局は19日、緊急消費者被害情報を発表し、無料アダルトサイトなどから誘導されるワンクリック架空請求サイトについて注意を呼び掛けた。PCにウイルス(不正プログラム)を感染させて料金請求画面を表示し、それを消せないようにすることで、消費者を心理的に追い込むケースが増えているという。

 東京都消費生活総合センターで受け付けたアダルトサイトに関する相談は、7月は192件に上った。このうち8割近くの148件が、請求画面を消せないなど不正プログラムに関するものだった。

 東京都では、最初は「無料」と表示されているサイトであっても、次々といろいろなサイトに誘導して利用料金を請求するケースがあるため、信頼できないサイトに安易にアクセスしないよう呼び掛けている。

 また、利用者の意に反して会員登録されたサイトとは契約が成立していないため、料金を支払う必要がないと説明。不当に請求されてもその事業者に連絡する必要はないとし、不安な場合は最寄りの消費生活センターに相談することを勧めている。

 このほか、未成年者が無料ゲームサイトやアニメなどのアダルト以外のサイトから誘導され、最終的にアダルトサイトに会員登録されるケースも多いという。夏休みなどで家族の目が届きにくくなっているため、PCを利用する際のルールやフィルタリングについて家族で話し合うよう呼び掛けている。

 相談のあった具体的な内容としては、中学生の息子が自宅のPCでアダルトサイトにアクセスしようとして、20歳以上かどうかの問いや入会の問いに「はい」にクリックしていったところ、料金などの確認画面もなく請求画面になって表示が消えなくなった事例、夫が迷惑メールを誤って開いたところ「入会ありがとう」と表示され、料金請求画面が削除できなくなった事例、女優の名前で検索してアクセスしたサイトから誘導された事例などを挙げている。


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(永沢 茂)

2010/8/20 06:00