Android OSのマスコットの緑色ロボットが、身長120cmの二足歩行ロボットに


 株式会社アールティと株式会社ブリリアントサービスは28日、Android OSで動作する二足歩行可能なロボット「RIC android」を開発したと発表。同日、東京国際フォーラムで開催されたイベント「Google Developer Day 2010」の会場で披露した。イベント向けにレンタル提供し、料金は1日52万5000円から(人件費、旅費、輸送費など別途見積もり)。


Android OSで動作する二足歩行可能なロボット「RIC android」。「Google Developer Day 2010」の参加者も盛んに撮影していた

 「RIC android」は、Android OSのマスコットキャラクターである緑色のロボットの形をしており、身長が約120cm、重量が約14kg。コントローラーにCPUボード「Armadillo-500 FX」を採用、ブリリアントサービスが開発したAndroid OS用ロボットモーションコントローラーを搭載してロボットの全身を制御している。制御ソフトとしてAndroidを採用した世界初のロボットだという。「RIC android」を操縦するための操作端末もAndroid OSを搭載した端末を想定。「Google Developer Day 2010」会場では、Wi-Fi経由で操縦した。

 Android OSがオープンソースであり、各種プラットフォームに対応、ソフトウェアの互換性も高いことが採用の理由。これにより、さまざまなジャンルのソフトウェアプログラマーが参入しやすく、動作データやアプリなどもシェアしやすいと考えたという。

 「RIC android」は外装を交換できるため、企業などが自社キャラクターの着ぐるみを着せたロボットとして使用することも可能だ。ベースとなるロボットの基本構成は、両足、胴体部、首1軸、腕4軸×2構成で、価格は210万円から(動作データ、着ぐるみなし)。

 今後、小型モデルや、Android OSで動作する教育用ロボットも開発していく予定。


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(永沢 茂)

2010/9/28 19:05