PSP用ゲームソフトの「Share」違法アップロード、全国初摘発


 愛知県警生活経済課と刈谷署は27日、ファイル共有ソフト「Share」のネットワークにPSP用のゲームソフトを権利者に無断でアップロードしていた愛知県大府市の42歳の男性を著作権法違反(公衆送信権侵害)の疑いで逮捕し、29日に送検した。社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)が29日、発表した。ACCSによると、ファイル共有ソフトでPSP用ゲームソフトをアップロードしていたユーザーが逮捕されたのは、今回が初めて。

 男性は、「勇者のくせになまいきだ:3D」「ストリートファイターZERO3↑↑」をShareを通じてアップロードし、著作権を侵害した疑いが持たれている。調べによると、PSP用ゲームソフトのほか、PSP向けにエンコードされたアニメや映画、テレビ番組などもアップロードしており、その数は1600ファイル以上に上るという。

 また、男性は7年前からファイル共有ソフト「Winny」を使用、3年前からShareと併用していたが、逮捕された時点では「使いやすい」との理由からShareのみを使用していたと供述しているという。さらに「自分の欲しいファイルを効率よく入手するため、ダウンロードしたファイルをそのままアップロードフォルダに移動し、ダウンロード速度を安定させていた」と供述しているという。

 なお、男性はわいせつ画像情報もアップロードしていたため、わいせつ物公然陳列の容疑でも逮捕された。


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(永沢 茂)

2010/9/29 17:00