Google、独自の画像フォーマット「WebP」を公開
米Googleは9月30日、独自の画像フォーマット「WebP」を開発者向けにプレビュー公開した。JPEGやPNG、GIFなど、既存の画像フォーマットの画質を損なわずにファイル容量を縮小できるといい、ウェブサイトのロード時間短縮につながるとしている。
画質の圧縮を向上させるにあたっては、動画コーデック「VP8」をベースとした画像圧縮技術などを活用した。「VP8」はGoogleが発表したフリーの動画フォーマット「WebM」でも使われている。
Googleは新たな画像フォーマットの有効性を検証するために、ウェブ上にある画像100万件をランダムに抽出し、画像の品質を劣化させない範囲で「WebP」に再圧縮する実験を実施。その結果、ファイル容量を平均39%縮小できたとしている。
既存の画像を「WebP」に変換するツールは、Googleの開発者向けサイト「Google Code」からダウンロードできる。また、「WebP」に変換した画像と変換前の画像を比較するサイトも公開している。
「WebP」に変換する前の画像 | 「WebP」に変換した後の画像 |
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(増田 覚)
2010/10/1 12:52
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