8時間使えるモバイルWiMAXルーター「AtermWM3500R」


AtermWM3500R

 NECアクセステクニカは、モバイルWiMAXルーターの新モデル「AtermWM3500R」を11月下旬に発売する。店頭価格は2万円前後になる見込み。

 WM3500Rは、バッテリーで駆動するモバイルルーター。スマートフォンやゲーム機など、各種無線LAN機器(IEEE802.11b/g/n、理論値最大150Mbps)を最大8台までUQコミュニケーションズの下り最大40MbpsのモバイルWiMAX網に接続させられる。

 バッテリーでの駆動時間は最大約8時間。従来のWM3300Rでは駆動時間が約2.5時間となっていたが、今回はチップを変更することで省電力化を実現したという。これに伴い小型・軽量化も実現しており、大きさが105×70×14.8mm、重さが約120gとなった。

 同製品は、USBケーブルでパソコンに接続し、給電しながら通信することもできる。対応OSは、Windows 7/Vista/XP、Mac OS X 10.5/10.6。eneloop mobile boosterなど、USBタイプの外部電源からの給電にも対応している。

 電源管理まわりでは、電源を投入してから1分後にPOWERランプ以外のLEDを消灯したり、パソコンとUSB接続した際に無線LANを停止(初期設定ではオフ)したりして消費電力を抑える機能も搭載された。また、約70%まで充電されると自動的に充電を停止し、満充電による電池の劣化を防ぐ「ロングライフ充電機能」(初期設定ではオフ)も搭載されている。

別売のクレードル

 充電および有線LAN(100BASE-TX)接続用のクレードルも別売で用意される。このクレードルを利用すれば、デスクトップパソコンやネットワーク対応テレビをインターネット接続することもできる。こちらの店頭価格は3000円前後になる見込み。

 無線LANの接続設定では、らくらく無線スタートに対応。来春に予定されているバージョンアップでは、WPS(Wi-Fi Protected Setup)に対応するとともに、マルチSSIDに対応することで、AESとWEPを共存させる、といった使い方も可能になる。バージョンアップについては、パソコンが無い環境でも行えるようになっている。

 さらに、カラーリングについても、マーズレッド、シルキーホワイト、プラチナブラックの3色のカラーバリエーションを用意。ストラップホールも装備している。

マーズレッドシルキーホワイト
プラチナブラック

関連情報

(湯野 康隆)

2010/11/10 14:54