勤務先で企業内違法コピー、改善のために「内部告発」は計37.5%~BSA調査


ビジネスソフトウェアアライアンス(BSA)は22日、企業の組織内違法コピーに関する意識などについて調査した結果を発表した。

  調査は9月19日から22日まで、企業に勤務する首都圏在住の10~60代の男女を対象にインターネットで実施し、1000人の有効回答を得た。もし勤務先の企業でソフトウェアの違法コピーが行われていたら改善したいと思うかとの設問では、83.6%が「思う」と回答した。

企業内違法コピー改善のためにとる行動(BSAの調査レポートより)

 「思う」とした836人に対して、改善のためにどのような行動をするかたずねたところ、最も多かったのは「IT担当者、法務担当者、上司や経営層と協議するなど、社内での解決を図る」の54.0%だった。

 次いで「社内の情報提供窓口に告知する」が26.6%、「社外(例えばメーカー、業界団体、警察、マスコミ等)に情報提供し、社外を巻き込んだ解決を図る」が10.9%。
BSAでは、これらいわゆる“内部告発”の回答が全体の37.5%に上る結果となったと指摘している。

 このほか、「何もしない」が7.3%、その他が1.2%だった。

 BSAでは、違法コピーの実態などを紹介する告発情報サイト「違法告発.com」を開設している。


関連情報


(永沢 茂)

2010/11/22 14:09