雨が降ったらホテル代を全額還元、ベストリザーブで「お天気保険付きプラン」

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『「お天気保険付きプラン」加入可』の表示例

　株式会社ベストリザーブは24日、ホテル予約サイト「ベストリザーブ」において、「お天気保険付きプラン（降水お見舞いサービス）」の販売を開始した。宿泊日に雨が降った場合は、宿泊代金を全額還元するという仕組みだ。同社の調査によれば、このようなサービスは国内で初めてだという。

　保険料は宿泊代金の5％。還元条件は、宿泊当日の13～18時および翌日の8～13時の10時間にわたって、ずっと雨であること。降雨の判定は、宿泊施設近隣の気象庁アメダスの設置場所で、1時間あたり雨量が0.5mm以上観測された場合。気象庁のウェブサイトの過去の気象データに基づく。

　同プランに対応するのは、ベストリザーブの事前クレジットカード決済に対応している宿泊施設のうち約1500施設（24日現在）で、『「お天気保険付きプラン」加入可』と表示される。宿泊日の8日前以前の予約で申し込みが可能だ。

　降雨量については雪も含まれるため、スキー場の近隣エリアは冬季は対象外としている。4月ごろをめどに、スキー場の近隣施設についても同プランの対象エリアに組み入れる予定だ。このほかのエリアについては今のところ、季節的な除外は行わない予定で、梅雨の時期などでも同プランを販売するという。

　なお、宿泊代金は事前クレジットカード決済のため、天気にかかわらずいったん支払った後、雨だった場合に還元を受ける流れだ。宿泊した翌月の中旬ごろに該当者にメールで通知され、その後、ユーザーが指定した口座に振り込まれる。ただし、振り込み手数料はユーザー負担として差し引かれる。また、還元されるのは宿泊代金のみであり、天気にかかわらず、5％の保険料は返却されない。

　今回のサービスは、携帯電話の修理費用を対象とした保険商品などを展開しているジャパン少額短期保険株式会社との提携で開始したもの。ベストリザーブでは、「レジャーでの利用の場合は、この還元でもう一度ご旅行いただくことが可能となり、ビジネスマンの利用についても、雨の出張をひとつの“楽しみ”としていただけるのではないか」としている。