「昼はモバイル、夜は自宅で」、EMOBILE光に新プラン


 イー・モバイルは、NTT提供の固定回線サービス「フレッツ」に対応したISPサービスと、モバイルデータ通信サービスをセットにした「EMOBILE 光」において、新プラン「フレッツ+昼割モバイル」のを20日より提供する。

 「フレッツ+昼割モバイル」は、昼間に外出して、夜間は自宅でパソコンなどを使うユーザーを想定した料金プラン。契約種別がベーシック(にねん得割)の場合、月額利用料は2980円で、この料金で2時~20時のモバイルデータ通信と、固定通信のインターネット接続(ISP)が利用できる。別途、NTTの固定回線利用料がかかることになる。たとえばNTT東日本でフレッツ光(集合住宅向け、プラン1の光配線方式)であれば月額3990円(回線終端装置レンタル料含む)かかるため、2980円++3990円で、月額6970円かかることになる。なお、「フレッツ+昼割モバイル」ではイー・モバイルの「メールサービス」の利用が必須となっているが、「メールサービス」の利用料はかからない。

 「フレッツ+昼割モバイル」でのモバイルデータ通信は、「emb4.ne.jp」というアクセスポイント(APN)に変更してから接続する必要がある。昼以外(21時~翌2時)に通信したい場合は、「emb.ne.jp」というAPNに接続することになり、利用料は上限5480円(1パケット0.0105円)の段階制で扱われる。固定回線側の利用時間に制限はなく昼間でも利用できる。また、3月31日までは、「emb4.ne.jp」に接続していても24時間、定額で利用できる。

 これまで「EMOBILE 光」で利用できる固定回線は、NTT東日本だけだったが、1月20日からはNTT西日本の回線も利用できる。イー・モバイルのデータ通信端末だけではなく、NTTの「光ポータブル」での利用も想定されている。先述のアクセスポイント設定の変更方法は、4月1日までに何らかの形で案内される見込み。

 サービス開始にあわせたキャンペーン「『フレッツ+昼割モバイル』デビューキャンペーン」では、3月31日までに新規契約か、機種変更を伴うプラン変更で申し込むと、基本料から500円割り引く。割引は、申込翌月から最大24カ月適用される。


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(関口 聖)

2011/1/18 19:35