Gmailの障害はストレージソフトの更新が原因、メールの消失は無いと説明


 Gmailで一部ユーザーのメールが消失した障害について、Googleは日本時間1日、障害の原因はストレージソフトウェアを更新した際に含まれていたバグにあったことを公表。現在復旧作業を進めているが、データはすべてバックアップされており、メールが失われることはないとしている。

 Googleでは、2月28日にGmailの一部ユーザーにメールが消失するなどの障害が発生したことを公表。障害の影響は全Gmailユーザーのうち0.02%に及び、復旧作業によりそのうち3分の1以上のユーザーが回復。残り0.012%のユーザーについて、復旧作業を進めているとしていた。

 障害の原因についてGoogleは、ストレージソフトウェアを更新した際に予期せぬバグが含まれていたことから発生したと説明。このストレージソフトウェアについては、既に旧バージョンに戻したという。

 Googleでは、こうした事態に備えてデータはテープにバックアップしているため、メールが失われることはないと説明。日本時間3月2日午前5時20分にはテープからのリストアが終了したことを公表し、まもなく全ユーザーの復旧が完了するとしている。


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(三柳 英樹)

2011/3/2 11:59