壁紙を変更する偽セキュリティソフト、国内で感染報告が増える


 トレンドマイクロ株式会社は7日、2月の「インターネット脅威マンスリーレポート」を公表した。それによれば、日本国内で偽セキュリティソフト「TROJ_FAKEAV(フェイクエイブイ)」の感染報告が16件に上り、感染報告数ランキングで2位に上昇したという。

 偽セキュリティソフトとは、偽のウイルス警告画面を表示してユーザーの恐怖心をあおった上で、システムの修復には正規版が必要だとして、金銭や個人情報をだまし取るインターネット上の詐欺。

 そのうち、「System Tool」という名称で流通している偽セキュリティソフトは、感染すると「ウイルスに感染して危険である」という内容が書かれた壁紙に変更、警告メッセージが全画面で表示され、ユーザーを脅かすという。

 新たな不正プログラムとしては、検出数が国内7位、世界6位にランクインした「TROJ_SPYEYE.SMEP(スパイアイ)」が確認された。スパイアイは、ネットバンキングの口座情報を狙うボット「Spy Eye」関連の亜種。このボットを操るツール「Spy Eye」はネット上で売買されており、今後ターゲットが拡大する恐れがあるという。

 なお、2月における国内報告数1位は35件の「WORM_DOWNAD」、また、TROJ_FAKEAVと同数の16件で「MAL_OTORUN」も2位に入っている。

壁紙を変更する偽セキュリティソフト「System Tool」のイメージ

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(増田 覚)

2011/3/7 12:03