米Scribd、電子読書iPhoneアプリ「Float Reader」を公開


 デジタル文書共有サービスの米Scribdは19日、全く新しいブランド「Float」によるiPhoneアプリ「Float Reader」をApp Storeで無料公開した。

 Float Readerは、InstapaperとRSSリーダー、電子書籍リーダーの機能を、新たなインターフェイスで使いやすくしたアプリだ。それだけでなく、150以上のメジャーコンテンツ出版社と提携し、そのコンテンツを読み、ソーシャルネットワークで共有できるようにした。これにはFORTUNE、WIRED、TIME、Scientific American、Mashable、AP、CNETなどが含まれる。

 コンテンツは、Facebook、Twitter、Scribdの友人たちにその場でコメントを付けてお勧めできる。友人たちのお勧めもリアルタイムに画面に通知されてくる。そのため、離れていても友人たちと関心事を共有できることになる。記事はお気に入りに登録したり、後で読むために保存することも可能。

 また、快適な読書をiPhoneの画面でも行えるようにするため、新たなユーザーインターフェイスとして「Floating text」が導入された。これは、実際の本や雑誌を読んでいるかのように、テキストにズームインして、ページをめくる感覚で左から右に、また上から下に、といった形で目線を動かすことができるものだ。そして、眼精疲労を和らげるためのさまざまな画面設定、背景色、文字の大きさを変更できるとしている。

 Scribdでは近日中に、iPadやAndroidアプリも提供したい考えだ。


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(青木 大我 taiga@scientist.com)

2011/7/20 11:54