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確定申告は「面倒・難しい・不安」。AI活用の効果が広がり始めるも、世代間でギャップ~弥生の個人事業主調査
2026年2月16日 09:54
弥生株式会社は2月9日、「個人事業主向け確定申告課題調査2026」の結果を発表した。
令和7年分(2025年分)の確定申告を行う予定の個人事業主(全国の20~70代)を対象に1月22日~25日、インターネットでアンケート調査
したもので、サンプルは1000。
令和7年分の確定申告書で予定している提出方法は、最も多いのが「自宅等からインターネットで提出(e-Tax) 」の47.9%で、前年の実績より2.1ポイント上昇した。以下、「税務署へ持参して提出(紙)」(18.3%)、「外部に依頼する」(15.0%)、「税務署へ郵送して提出(紙)」(8.6%)などと続く。
令和7年分の確定申告において、AIを活用しているとした人は19.6%で、前年より5.3ポイント上昇した。年代別では、40代未満で47.8%、40代で30.5%、50代で18.2%、60代で6.3%、70代で5.3%。年代が上がるほど低下しており、「40代未満での積極的なAI活用が明確に表れる一方、世代間のギャップが顕在化している」という。
AIを活用した実例としては「税金の計算」(10.8%)、「AIチャットボットへの質問・相談」(10.4%)が上位に。AI活用の効果としては「情報収集にかかる時間の短縮」(48.5%)、「業務の効率化/業務にかかる時間の短縮」(45.9%)などが多く挙げられた。「税務知識の確認や手続き方法の把握など、本来時間を要する作業において、AIが迅速な回答やガイダンスを提供することで、利用者の負担軽減につながっていることがうかがえる」としている。
令和7年分の確定申告を行うにあたって課題に感じていることを聞いたところ、回答の傾向から「確定申告は個人事業主にとって『面倒・難しい・不安』の3つの問題があることが明らかになった」と弥生では指摘する。
「面倒」の内訳として選択率が高かったのは「申告書の作成」(16.7%)、「作業時間の確保」(16.5%)、「帳票の作成、整理(12.2%)だった。「難しい」の内訳としては「税金や所得の計算」(12.1%)、「e-Taxの操作方法」(11.8%)、「税制、制度の理解・対応」(9.3%)。「不安」の内訳としては「計算ミスや申告漏れへの対応」(13.6%)、「簿記の知識がない」(10.0%)。
調査結果について弥生では、「e-Taxの利用は約半数に到達し、オンライン提出が個人事業主のスタンダードとなりつつあることが確認された」「AIの活用率は依然として2割程度と限定的ではあるものの、前年からの伸びは顕著であり、情報収集や手続き確認の効率化、業務時間の短縮など、実用面での効果が広がり始めていることが分かった」などと述べている。







