NECビッグローブ、「Gポイント」の提供を開始
NECビッグローブ株式会社は7月25日、ジー・プラン株式会社が提供するポイントサービス「Gポイント」を、BIGLOBEサービス利用者向けに7月26日から提供開始すると発表した。
「Gポイント」はジー・プラン株式会社が運営する、航空マイルや流通系のポイント、主要な電子マネーを提供する140社以上と提携したポイント交換サービス。NECビッグローブは今年3月31日にジー・プランの株式取得と子会社化を発表していた。
Gポイント導入により、BIGLOBEの接続サービスや有償コンテンツの購入がGポイント加算対象となるほか、GポイントをBIGLOBEサービスの支払いに利用すること可能となる。Gポイントでの支払いについては、提供開始時には値引きチケットに交換してからの利用となるが、今年秋以後にはGポイントで直接支払うことが可能になる見込み。BIGLOBEのIDでGポイントを利用する申し込みを行えば、BIGLOBE IDでGポイントにログインし、ポイント交換や残高照会などのサービス利用が可能になる。
ポイント付与の対象となるサービスは、BIGLOBEへの接続サービス、BIGLOBEの有償コンテンツ購入。そのほか、BIGLOBEビンゴの賞品としてGポイントをプレゼントするなど、各種キャンペーンなどでも提供していく予定だ。
接続サービスのポイントは8月利用分から対象となり、8、9、10月の利用分については11月にポイントを加算する。以後3カ月ごとにまとめて加算される。接続サービスでのポイント付与については、契約期間によって加算されるポイントが増える仕組みを採用。1カ月に付与されるポイントは、プラチナ(契約期間15年以上)は100G、ゴールド(10年以上)は50G、シルバー(5年以上)は10G、ブロンズ(5年未満)は5G。
なお、BIGLOBEがこれまで提供していた「BIGLOBEポイント」サービスは、Gポイントへ移行できる。BIGLOBEでは、7月26日から9月30日まで 「ポイント移行キャンペーン」を実施。期間中に移行した利用者にはもれなく50Gを加算する。
NECビッグローブ株式会社の古関義幸社長は、2010年のEC市場規模が約8兆円に達するなど、実生活でのネット利用が増えてきたのにともない、ネットにおけるポイントサービスの普及も進み、約80%のユーザーがポイントサービスを利用していると説明。こうした状況を受けてNECビッグローブは今年3月にジー・プランの株式を取得し、子会社化。ネットとリアルのポイント交換が可能なGポイントを導入することで、利用者にとってより使い勝手の良い価値あるサービスを提供できるとした。
発表会には、株式会社ジー・プラン 代表取締役社長の金子 毅氏も出席。記者の質問に答え、Gポイントでは、「交換の手数料は、交換手数料として若干手数料を取る場合と、企業からポイントをもらう場合があるが、「Gポイントでは交換での目減りは一切ない」として交換で損をすることはないと言明。交換レートを加減する形で手数料を取ることはないと述べた。
2010年にはECの売上げ規模が8兆円に達した | ネットにおけるポイントサービスは約80%が利用 |
NECビッグローブは3月にジー・プランの株式を取得し子会社にした | 1G=1円としてさまざまなサービスで使える |
接続サービス会員は、契約期間に応じて毎月ポイントが付与され、3カ月に1回まとめて付与される | さまざまなサービスのポイントをためて旅行に使うなど、自分にあった使い方ができる |
関連情報
(工藤 ひろえ)
2011/7/25 16:40
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