米LinkedIn、求人・求職の新機能「Apply with LinkedIn」を発表


 米LinkedInは24日、LinkedInネットワークを生かし、求人・求職活動をともに効率化する新機能「Apply with LinkedIn」を発表した。

 求職者は、企業の求人ページにある「Apply with LinkedIn」アイコンをクリックするだけで、LinkedInに登録済みの履歴を送付でき、同時にLinkedInネットワークをフルに利用した求職活動が行える。企業にとっても、有能な人材を効率よく採用できるメリットがある。企業がこの機能を利用するには、数行のHTMLコードを該当ページに埋め込むだけでよい。

 利用方法としては、LinkedInユーザーである求職者が「Apply with LinkedIn」アイコンをクリックする。するとLinkedInに登録してある自分の履歴が表示され、適切な最新情報に編集するための画面が表示されてから、その場で企業に送付できる。同時に、自分のLinkedInネットワークの中で申し込み企業に勤めている人々が表示されるため、自分の推薦を依頼するメッセージも送付できる。知り合いがいない場合は、LinkedInがネットワーク中で自分を推薦してくれそうな人を自動的に選び出して表示してくれる。こうして企業、求職者ともに、求職者の人物像についてよりよい最新の情報を知ることができる仕組みだ。

 企業側はこの機能を利用することにより、求人欄の「Apply with LinkedIn」アイコンをカスタマイズして自社ブランドに合わせられるほか、適当なウェブアプリケーションと組み合わせることで、採用活動を効率化できる。LinkedInではこのために、Apply with LinkedInを利用するための開発者向けドキュメントを公開している。


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(青木 大我 taiga@scientist.com)

2011/7/26 11:10