記事検索

企業のソーシャルメディア活用、「投稿するネタがない」が課題に


 NTTレゾナント株式会社と株式会社ループス・コミュニケーションズは28日、第3回「企業におけるソーシャルメディア活用状況」に関する調査結果を発表した。調査対象は、gooリサーチ登録モニターの中からソーシャルメディアの公式アカウントを保有し、通常業務で運用する立場にある企業の担当者。有効回答者数は590名。

 調査目的は、企業で取り組みが本格化しつつあるソーシャルメディアのマーケティング活用の実態について把握すること。第1回、第2回調査では、公式Twitterアカウントの所有が前提だったが、今回はFacebookなどを含むソーシャルメディア全般の利用動向を明らかにしている。

 活用ソーシャルメディア上位3位は、「YouTube(54.6%)」「ブログ(53.6%)」「Twitter(42.9%)」となった。Twitter以外のソーシャルメディアでは、mixiやブログなど軒並み活用割合が減少する中、唯一Facebookが30.6%から41.5%へと増加し、4位にランクインしている。

 用途としては、「広報活動」「企業全体のブランディング」「キャンペーン利用」が多く、企業PRの手段として重視されている。「製品・サービス改善(顧客の声を取り入れる)」など消費者との対話によって、自社の満足度向上につなげようとする企業も増加している。

 ソーシャルメディア運用チームの人数は、5割以上が3人未満とする一方、大企業では4人以上と回答する割合が6割を超え、規模に応じてチーム体制の整備が進んでいることが伺える。

 運用上の課題としては、「営業上の効果が見えない」「人材不足」が中心で、定量的な効果が見えづらいことが依然として大きな課題となっている。また、「投稿のネタがない」が全メディアで増加傾向となり、発信する情報やコンテンツ制作のノウハウへのニーズが高まっていると見られる。

 また、他社に外注せずに自社で運用している割合は6割に上ったものの、従業員規模が大きくなるにつれ、外注率は高まる傾向にある。同時に100人以上の規模では、約6割でソーシャルメディア活用におけるリソースを拡充・増加する意向を見せる。具体的なリソースとしては「教育・トレーニング」「体制」が多く挙げられ、ソーシャルメディアを有効活用できる人材の確保とチーム化が喫緊の課題といえる。

 なお、今後活用したいソーシャルメディアは「Twitter(68.8%)」「Facebook(44.3%)」「YouTube(28.1%)」「ブログ(26.9%)」と続く。従業員規模別でみると、規模が大きいほどFacebookの活用意向が高まる傾向にある。


関連情報


(川島 弘之)

2011/7/29 12:05