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「Google+」がゲームサービス開始、ゲーム以外のアプリ開発も準備


 米Googleは11日、同社のソーシャルネットワーキングプロジェクト「Google+」にて、ゲームサービスを開始したと発表した。

 現在掲載されているゲームには、大人気ゲーム「Angry Birds」、PopCapの「Bejeweled Blitz」、Zyngaの「Zynga Poker」などの有名ゲームが含まれている。

「Google+」で提供されるゲームの1つ「Diamond Dash」(Google公式ブログより画像転載)

 SNS上のゲーム業界ではFacebookが先鞭をつけ、大人気を博している。Google+はその人気を取り入れつつも、差別化を図ろうとしている。それは、ゲームに関心のないユーザーがゲームを無視できるようにしたことに現れている。そうしたユーザーは、ユーザーインターフェイスのストリームにゲームを表示しないようにできる。

 一方、ゲーム好きなユーザーは、サークルの中の人気ゲームのアップデートを見られるだけでなく、友人が最近プレイしたゲームのアップデートを受け取ったり、自分の最高点をサークルに通知したりできる。

 このゲーム機能は現時点で一部のGoogle+ユーザーが利用できるにとどまっているが、徐々に利用者数を増やし、最終的には全ユーザーが利用できるようにする計画だ。現在利用できるユーザーに対してはフィードバックを求めている。

 Facebookで大人気ゲームを開発したZyngaは、Facebookとの独占契約のために、最も有名な「Farmville」「Cityville」といったゲームをGoogle+では提供せず、Zynga Pokerという別の人気ゲームを提供している。Zyngaは株式公開を計画しているが、Facebookに過度に依存していることが事業リスクの1つとなっていた。しかしGoogle+という新たなゲームプラットフォームを得たことがプラス要因となる可能性がある。これは、Facebookでゲームを提供している他のデベロッパー企業にとっても朗報だろう。

 その意味でも興味深いのは、今回の発表に合わせて「Google+ Platform blog」という公式ブログが公開されたことだ。このブログでは、Google+のためのアプリ開発情報を提供していくという。今のところGoogle+でゲームを提供しているパートナー企業は限定されているが、関心のある企業は連絡を取るように勧めている。

 今回は「量より質」を重視しているため、少数の開発者にゲームAPIが公開されたばかりだが、ゲーム以外のアプリ開発も準備されているようだ。Googleの発表文によると、「我々は、少しずつ新しいパートナーと新機能を追加し続けるつもりだ。今回その手始めに少数の開発者にゲームAPIを発表した」とコメント。今後さらに多くのAPIが公開され、ゲーム以外のアプリ開発も視野に入っていることを示唆している。そうなれば、Facebookプラットフォーム依存に悩む多くのデベロッパー企業がGoogle+にも対応してくる可能性は大きいだろう。


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(青木 大我 taiga@scientist.com)

2011/8/12 12:15