日本は依然“ブログ大国”、リーチ8割、訪問時間は世界最長~コムスコア調査


 コムスコア・ジャパン株式会社は24日、ブログサイトの閲覧時間などに関する調査結果を発表した。日本はまだまだ“ブログ大国”であり、閲覧時間は依然として世界最長だという。

 調査結果は、インターネット視聴率データベース「メディア・メトリックス」に基づいたもの。家庭/職場のPCからアクセスする、15歳以上が対象となっている。

 これによると、2011年6月におけるブログカテゴリーサイトのリーチ(浸透率)は、日本では80.5%だった。これは、台湾(85.5%)、ブラジル(85.2%)、韓国(84.9%)、トルコ(81.9%)に次ぐ世界第5位。日本の15歳以上のインターネットユーザー7345万人のうち5900万人以上が訪問したことになり、前年同期に比べて7%増加したとしている。

 ブログサービスで最も訪問者が多かったのは「FC2ブログ」で4673万3000人。前年同期から16%増加した。次いで「ライブドアブログ」が3342万7000人(同35%増)、「アメーバブログ」が3223万7000人(同14%増)、「Seesaaブログ」が2550万7000人(同58%増)、「Yahoo!ブログ」が1619万5000人(同14%増)など。

 ブログ訪問者1人あたりの6月における平均訪問時間は、日本は62.6分。韓国(49.6%)、ポーランド(47.7分)などを引き離して世界最長だった。

 コムスコア・ジャパンの西谷大蔵代表取締役社長は、「ブログは従前も日本のインターネット文化、コンテンツのある意味、核となり親しまれてきた存在」だったが、「SNSやTwitterが普及した現時点でも、その流れは続いている」と指摘している。

 なお、メディア・メトリックスのデータは前述のように、家庭/職場のPCからのアクセスが対象。携帯電話やタブレットPCなどのモバイルデバイスからの利用は対象外となっている点に留意する必要がある。


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(永沢 茂)

2011/8/25 06:00