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月額1480円で海外ドラマや映画が見放題、米国で人気「Hulu」が日本でも開始


 海外ドラマやハリウッド映画をストリーミング配信する米国の人気動画サイト「Hulu」が1日、日本でのサービスを開始した。月額1480円で数百本の映画や数千本のドラマを視聴できる。1カ月の無料利用が可能なキャンペーンも実施する。なお、米国では広告を表示するかわりに無料で視聴できるプランを提供しているが、日本では広告表示がない有料プランのみとなっている。

 Huluは、米国の主要なテレビや映画をインターネットを通じて視聴できるビデオオンデマンドサービスとして、2007年3月にスタート。NBC UniversalとNews Corporationが設立した。現在は260社以上のコンテンツパートナーを抱えており、動画配信数は累計10億回以上、有料会員数は100万人を突破したという。

 日本ではサービス開始にあたり、CBS、NBC、ユニバーサル・インターナショナル・テレビジョン・ディストリビューション、ソニー・ピクチャーズエンターテインメント、20世紀フォックス、ザ・ウォルト・ディズニー・カンパニー、ワーナー・ブラザーズなどの映画スタジオやテレビ局とライセンス契約を締結。今後は、日本のほかアジア地域のコンテンツを含めてラインナップを強化していく。

 ラインナップは、映画が「パイレーツ・オブ・カリビアン」「アルマゲドン」「メン・イン・ブラック」「トロイ」「恋愛小説家」など数百本、ドラマが「24」「BONES」「クリミナル・マインド FBI行動分析課」「デスパレートな妻たち」「フリンジ」「グレイズ・アナトミー」「ゴシップガール」「HEROES」「LOST」「NCIS」「プライベート・プラクティス」「プリズン・ブレイク」「アグリー・ベティ」など数千エピソードを用意する。

 対応機器はPCのほか、iPhoneやiPod touch、iPad、Android搭載のスマートフォン、パナソニックのテレビ「VIERA」の一部機種。スマートフォンとiPad向けには専用アプリを用意する。今後は、ソニーのテレビ「BRAVIA」やブルーレイディスクプレーヤーの一部機種、パナソニックのブルーレイレコーダー「DIGA」の一部機種も対応する。さらに、ゲーム機では「PlayStation 3」や「Xbox 360」、Android搭載のタブレットにも対応する予定。

 Huluのアカウント情報はデバイス間で共有されるため、モバイルデバイスで映画を見始め、その続きをテレビで視聴することも可能。また、あとで見たい動画をリストに登録したり、視聴履歴に基づいておすすめの動画を紹介する機能も搭載。動画はユーザーのインターネット接続環境にあわせて解像度が調整され、一部の動画は720pのHD画質に対応している。

無料プランを提供する予定はなし

HuluのCEOを務めるジェイソン・カイラー氏

 1日には記者会見が開かれ、HuluのCEOを務めるジェイソン・カイラー氏が出席。Huluとしては初となる海外進出に日本を選んだことについて「日本の消費者がHuluのようなサービスを求めてくれたから。日本は市場規模が大きく、インターネット環境も成熟している」と話した。

 また、東京・渋谷にもオフィスを構え、長期的な視野を持って日本市場に参入しているとアピール。詳細は後日公表するというが、NTTドコモと独占的マーケティングパートナーシップを締結したことも明らかにした。

 米国で提供している無料プランを日本で用意しなかったことについては、「日本の消費者にHuluの価値を提供するには広告は不要で、定額制が最も魅力的だという結論に至った。料金をもらうことで、より多くのコンテンツを提供できるという部分もある」と説明。米国の無料プランはPCのみの視聴となっているが、有料版ではスマートフォンやタブレット端末、テレビやゲームからもアクセスできることがメリットだと強調した。無料プランを提供する予定は現状ではないという。

 会見にはモデルの森泉さんも参加し、「見たい番組がたくさんある。無限大の可能性と楽しさを感じた。さっそく家に帰ったらチェックしたい」などと感激していた。


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(増田 覚)

2011/9/1 16:06